齋藤亜希子
2024年11月10日
夏の終わりに亡くなった、私の父の弟(叔父)が作成していた自分史を父から読ませてもらう機会がありました。両親や男ばかり8人兄弟の間で繰り広げられたエピソードの他に、曾祖父母の更に上の代が住んでいた土地の話題があり、その地が他県の思いもかけない土地だったことから、たった3代、4代遡っただけで、様々な家の歴史ってあるのだなぁ‥父の家系だけでそうなのだから、母の方も合わせたら一体どうなるのだろう?と不思議な気持ちになっていました。
縁乗会の勉強会等で、「ご先祖様って大祖元まで遡ったら凄い数になるんだよ」とよく教えて頂くのですが、自分の頭の中では「そうだよな、いっぱいいるよなぁ」とは思うものの、実際の数となると計算したことはなく、「たくさんいらっしゃる」というぼんやりしたものでした。そんな時に、「ご先祖様の数を数えてみたら‥」というネット記事が目に止まり読んでみると、自分→父母から始まり遡ること28代前まで計算してあり、そこまでのご先祖様の数「2億6843万5456人」!現在の日本の総人口の2倍以上の数でした。平均寿命を大体で見積もって50歳としても、28代前だと大体1400年前‥大祖元となれば何万年前になるのやら‥想像を絶する数になります。この中の誰一人欠けても、違う人が入っても、今の自分はここにいなかったのだと思うと、とても不思議な気持ちにもなり、ただただありがとうございます、しっかり生きて行きますという感謝の気持ちになりました。
ご先祖様一人一人にそれぞれの歴史や思いがあり、私まで受け継がれてきたのだと改めて考えさせられ、子孫として「想いの届く供養」をしっかりして行かなければという思いが強くなりました。
今生きている私達のご先祖様同士、やっぱり何処かで皆繋がっているんだろうなぁ‥「人類皆兄弟」って本当かもなぁ‥と壮大な歴史を感じた秋の夜でした。