なぜ戻り行が必要なのか。
動画で学ぶ「挨拶」もご覧ください。
神様にお願いはしていますが、「お礼」してますか?
お願いばかりでは神様も疲れ、力を失います。
私たちもいつか御霊に戻ります。見えないから何もしてもらえない、これはとてもつらいことです。
お礼をすることが循環になります。
来ていただいた神様にちゃんと感謝し御礼して、元の位置にもどってもらうのが戻り行です。
たとえば、地鎮祭をしてその土地に住む許可を神様にいただき、家神様として入っていただきました。数年後引っ越しすることになりました。いなくなったあとも神様はずっと守り続けています。無縁の神様にしてしまいます。これは大きな罪になります。
新車を買って神社で祈祷してもらい神入れをします。守っていただき、数年後売却しました。これも同じです。
(この罪を詫びることが神願解消、その後初めて先祖と共に詫びることができるようになります。)
神様にありがとうございましたと伝え戻り行をとりましょう。神入れよりも大事なことです。
お守りやお札もずっと置いておく、いっぱいいただくのはよくありません。一年経ったら神社に戻し、親元にお戻りくださいと感謝を伝えしましょう。
家や車の戻り行
大根、きゅうりなど作った野菜をお皿に乗せて台の上に置きます。天供茶を一杯置きます。
心からのお礼で声をかけてください。
「親元におみやげとしてお持ちお戻りください。今まで大変お世話になりました。(お札とかだったら明日氏神様にお持ちしますので)今日はこの思いをお持ち帰りください。ありがとうございました」
※昔は神社に賽銭箱ではなく、お盆がおいてあり、そこで行をとりました。神々様の大地に、人間が手入れをさせていただき野菜がとれることに感謝してお供えしました。思いがあったからです。
お守りの戻り行
一年間守っていただいた御礼の気持ちをきちんと込め、一年の終わりに神社に収めましょう。