意義
神仏に向かい勤行する時は清浄な心あっても一旦生活に移ると自我心のため、なかなか自然の法則通りには行かない生活になってしまうものです。
朝の勤行
神様、御霊様(おみたまさま)を尊び敬う大切な時間です。一日の始まりなので、きちんと真心をこめて行って下さい。家庭での勤行は目に見えない力によって一家の和合が生まれる大切な行なので、家族そろって行えることが一番です。
朝できない場合は、明るい時間内に行ってください。
給仕で使うもの
天供茶、湯飲み茶わん、湯飲み茶わんが収まる大きな容器、れんげや小さなおたまなど小さな柄杓
※天供茶(あまちゃ)とは?天供茶の記事を読む
天供茶給仕の仕方
大きな容器の中に湯飲み茶わんを入れ、たくさんの天供茶で満たします。大きな容器の天供茶をれんげですくい、湯飲み茶わんにあふれるように、上に持ち上げるようにかけます。これを想いを込めながら繰り返します。
ー、神々様への挨拶
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように申し上げます)
天神地祇大神様(てんじんちぎおおがみさま)、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、おはようございます。
日々ご守護給わりまして有難うございます。本日もスタート致します、世のため人のため相応しくお遣いくださいませ。
(その日の予定、計画などをご挨拶の中に入れることが良いです)
二拍手 拝礼
二. 神々様へのお詫びの行
① 神々様への挨拶
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように申し上げます)
天神地祇大神様、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、只今より大祖元以来先祖代々の御霊様と共に神々様へのお詫びの行、土地供養、そして御霊様へのご供養をさせて頂きたく、そのお許しをお願い申し上げます。二拍手 拝礼
② 次に御霊様を呼ぶ
礼拝
大祖元以来先祖代々の御霊様、只今より現世の子孫と共に神々様へのお詫びをしてまいりましょう。お詫びをしたいと思われる御霊様は、どうぞこちらへお越し下さいませ。(数秒すぎてから神様へご挨拶を申し上げましょう)
大祖元以来先祖代々の御霊様と共に、神々様へのお詫びの行をさせて頂きたく、そのお許しをお願い申し上げます。
二拍手 拝礼
天供茶での給仕:神々様へお詫びお思いを込めながら、天供茶でご供養を2 0回ほどお給仕させて頂きます。
③神々様へお詫びの行をさせて頂いたお礼
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように申し上げます)
天神地祇大神様、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、只今大祖元以来先祖代々の御霊様と、神々様へのお詫びの行をさせて頂き有難うございました。
二拍手 拝礼
三、土地供養
① 神々様への挨拶
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように申し上げます)
天神地祇大神様、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、只今より大祖元以来先祖代々の御霊様と共に、代々使わせて頂きました、現在も使わせていただいております大地の土地供養をさせていただきたく、そのお許しをお願い申し上げます。
二拍手 拝礼
②御霊様への挨拶
礼拝
御霊様、神々様にお許しをいただいております、代々使わせて頂きました土地供養をさせて頂きましょう、宜しくお願い致します。
天供茶での給仕:御霊様と共に、天供茶で土地供養を20回ほど、お給仕させて頂きます。
③ 神々様へ土地供養の行をさせて頂いたお礼の挨拶
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように甲し上げます)
天神地祇大神様、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、只今大祖元以来先祖代々の御霊様と共に土地供養の行をさせて頂き有難うございました。
二拍手 拝礼
四、御霊様への天茶供養
① 神々様への挨拶
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように申し上げます)
天神地祇大神様、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、只今より〇〇家〇〇家
大祖元以来先祖代々御霊様•関係無縁有縁一切の御霊様・蝶獣虫魚樹木草に宿られた御霊様への御供養をさせて頂きたくそのお許しをお願い申し上げます。
二拍手 拝礼
② 御霊様へ挨拶と天茶供養
礼拝
お許しを頂きました、また受け取っていただけます全ての御霊様、どうぞお越しくださいませ。(数秒まって)
御霊様、ようこそお越しくださいまして有難うございます。神々様にはお許しを頂いておりますので、ご安心して天茶のご供養をお受け取り下さいませ。
天供茶での給仕:天供茶でご供養を20回ほどお給仕させて頂きながら、温まらせますように、お元気になられますようにと、言葉をかけていきます。
③ 神々様へ天茶供養させていただいた御礼を御霊様と一緒に
拝礼 二拍手(拝礼のまま次のように申し上げます)
天神地祇大神様、御守護大神様、氏神様、八百万の大神様、只今○○家○○家、大祖元以来先祖代々御霊様•関係無縁有縁一切の御霊様・蝶獣虫魚樹木草に宿られた御霊様への天茶供養の行をさせて頂き有難うございました。
二拍手 拝礼
④御霊様を導く
礼拝
御霊様、どうぞ間違えないように前にお進み下さいませ。または大仏さま菩薩さまのところへお進み下さいませ。
礼拝
供養の意義
み仏を褒め称えて真心から敬う「供養」さらに教えを学び、み教えにしたがって修業を重ね、より多くの人々の幸せのためにお導きをする「御供養」が説かれている。
お釈迦様が説かれました諸行無常とは「この世の中にあらわれる一切の現象は、一定不変な者は何一つなく、全てが無常、つまり、常にとどまることなく移り変わり行くものである。」と言うことで、諸法無我とは「この世の中の全てのものは、一つとして孤立したあり方はなく、お互いに全てかかわりあって成り立っている」ということです。
どんな人もどんな物も孤立して存在しているものは何一つなく、相互に支えあってなりたっているのが、この世の本当のすがたなのです。
ところが、多くの人間は、生きていると思っても生かされていると言う考えがなく、全てが自分のカでどのようにでもなると思い込んでいます。
この自然の法則に反する生き方があらゆる点で過ちを生み悩み、苦しみをつくっており真実の生き方を見失なわせております。
私たちは、その自然の恩恵を受けて、生かされて生きているのが事実なのです。そしてこの生命を維持するには、他の生命を犠牲にしなくては生きることは出来ないのです。
この理から私達は、万物万霊に対して、痛み慰め哀れみ思いやりの心から、失われた生命に対して心からの感謝の供養を捧げるのです。
ーあくまでも基本です、それぞれの立場でご挨拶申し上げてください。
ーご主人はご主人として奥様は奥様の立場でご挨拶を心がける事です。
ーその日の予定、計画、また冠婚葬祭の折などには、その旨をご報告申し上げることです。
ー毎日のご挨拶にはいろいろありますが、要は神仏の尊いご加護によって今日の幸せが
ある事に感謝すると共に、この幸せを頂いた事に対する報恩の誓いを申し上げることが大切です。